序文

証券アナリストに対するアンケート調査について

~「ウィズコロナ時代」におけるアナリスト業務および企業とのコミュニケーション~

ディスクロージャー研究会(座長:許斐 潤 野村證券株式会社 参事・金融経済研究所長)は、近時の新型コロナウイルス感染症の拡大・長期化がアナリスト業務に及ぼす影響や、「ウィズコロナ時代」におけるアナリストと企業とのコミュニケーションのあり方に関する意識などを把握するため、アンケート調査を実施した(以下「本調査」という。実施期間:2020年8月25日(火)~9月8日(火))。

新型コロナウイルス感染症の影響に関しては、本年4月に日本証券アナリスト協会が企業決算・監査等に関し緊急アンケート(注)を実施しその結果を公表したところであるが、その後も新型コロナウイルス感染症の拡大・長期化が、アナリスト業務の執務場所やコミュニケーション手段を変化させ、また、企業の情報開示姿勢にも影響を及ぼすことが予想された。本調査は、そのような状況下におけるアナリストの問題意識を把握することを目的として実施したものである。

(注)「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた企業決算・監査及び株主総会の対応について」等に関するアンケート調査について(2020年4月24日公表)

本調査は、ディスクロージャー研究会委員および同研究会業種別専門部会委員のほか2020年度ディスクロージャー優良企業選定事業に関係したアナリストを加えた計 398名を対象として、ウェブ回答方式により実施し、194名から回答を得た(回答率48.7%)。業務に大きな制約のある中でご回答いただいた方々に深く感謝を申し上げたい。

調査結果の取りまとめに当たっては、集計数値だけでなく、回答者から寄せられたコメントもできるだけ多く記載するようにした。本調査が、アナリスト、特に若手のアナリストにとって、今後進むべき方向性について何らかの示唆になれば幸いである。また、併せて、アナリストの「対話」の相手である企業の経営者や担当者にとっても有益な情報となれば、さらに幸いである。

【参考】委員名簿(ディスクロージャー研究会)

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