調査結果
(2)決算発表(予想を含む)の延期が認められる措置のアナリストへの影響について、どう考えますか。
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大いにある ある程度ある あまりない |
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大いにある ある程度ある あまりない |
回答者からの主なコメント
次善の策として、着地見込みの数値を公表すべき。何も言わないのが一番の問題。
決算発表の集中化、スケジュール管理困難化、新年度(の企業からの)ガイダンスなしのリスク増加が発生する。
決算発表が後ろにずれて集中すると、分析時間が減ってしまい、分析の質が下がる。
実務的な日程への影響はあるが、それは軽微な話であろう。本件は、「パンデミックリスクに対する対応」という、事業継続計画やESGの観点から企業価値評価に直結する内容である。(従って、アナリストへの影響は大いにある。)
説明会の中止が増加し、情報が入手し難くなるが、やむを得ない。
中長期的な視点は重視するものの、足元の計算、翌年度の会社予想は無視できない。
会社間で発表時期が大きく異なると、アナリスト業務への影響が生じる。
決算後に業績をリバイスし、資料を作って海外出張に行くなどの年間スケジュールが決まっており、予定が全般的に狂う。
(企業業績の)水準感が分からず、コンセンサスが分からなくなる。ただ、アナリストの能力が試されるという見方もある。
実績が悪かったり、業績予想が開示されなかったりし得ることは織り込み済み。問題はその程度で、場合によってはサプライズもあり得る。今回は数字そのものよりも発行体のスタンス(方針、前提など)をはっきり示すべきである。
アナリストの業績予想見直し等も遅延する。アナリストには、財務情報だけでなくCOVID-19対応等の非財務情報も求められる。
本件は、単に新たなルールが全社に対し均等に適用されるのみであるため、大きな影響はない。
かえって、こういう状況下では準備作業もできて、メリットさえある。
決算発表日の集中日がなくなることで、アナリスト業務の負担が軽減する可能性がある。