国際セミナー
開催結果2021年
開催報告


ご案内
当協会では資産運用をテーマに海外からも講師を招いて国際セミナーを毎年開催しております。
今回第12回SAAJ国際セミナーは、「サステナブル社会における資産運用業のあり方」をテーマに、COVID-19感染対策並びにより多くの方々に情報提供する方策としてセミナー各セッションを事前収録し、2021年3月26日(金)にオンライン開催致しました。
本セミナーでは、グローバルな資産運用業界が直面する課題を踏まえ、わが国の資産運用ビジネスが今後進むべき方向について、国内外のトップリーダーへのインタビューやメッセージをお送りしました。また、わが国の資産運用業界のマネジメントによるパネルディスカッションを設け、資産運用業界が内包する課題だけではなくCOVID-19以降の急激な環境変化を受けグローバルな経営課題として新たに認識される諸問題への対応や今後に向けての対策について議論を行いました。顧客本位の業務運営や個人の資産形成に資する商品開発が益々期待される資産運用会社に求められる更なる変革に向けて、ニューノーマルが到来する中で何をするべきか、経営・運用戦略はどうあるべきかについてお話をいただきました。
プログラム
第12回SAAJ国際セミナー
日本証券アナリスト協会主催
オンライン開催
13:30 | 開始 |
13:30-13:35 | 開会挨拶 新芝 宏之 ![]() 公益社団法人日本証券アナリスト協会 会長 |
13:35 | インタビュー 池田 賢志 氏 金融庁 チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサー <インタビューアー> デバリエ いづみ 氏 BofA証券株式会社 マネージング・ディレクター、主席エコノミスト |
14:10 | ビデオメッセージ日本語字幕つき Mr. Cyrus Taraporevala President and Chief Executive Officer State Street Global Advisors |
14:25 | ビデオメッセージ日本語音声 Mr. Gerhard Wiesheu Personally Liable Partner B.Metzler seel. Sohn & Co.KGaA |
14:40 | ビデオメッセージ日本語字幕つき Mr. Peter Harrison Group Chief Executive, Schroders |
15:00 | インタビュー 猿田 隆 氏 ![]() 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 兼 CEO <インタビューアー>前原 康宏 ![]() 公益社団法人日本証券アナリスト協会 専務理事 |
15:35-17:10 | <パネルディスカッション> ニューノーマルな社会への資産運用会社の対応 パネリスト 問題提起 モデレーター |
質疑応答
Q1. パネリスト萩野様のご発言で、マネジメントに求められるスキルとしてボス型から変化し、自らスキルを持ってやってみせることが必要とのご発言がありました。なぜそのように変化したのでしょうか。
A1. 我々のおかれた今日の社会はV-Volatile(不安定)、U-Uncertain(不確実)、C-Complex(複雑)、A-Ambiguous(曖昧)の頭文字あわせたVUCAで表現されるようになりましたが、それはまさしくゼロ金利時代における資産運用業界が直面しているビジネス環境といえます。
我々はオルタナティブ資産や低流動性資産などの新しいアセットクラスへの取り組みを強化する一方、同時にAI、アルゴリズム、ロボットアドバイザリー、デジタルマーケティング等、進化するテクノロジーのコンバージェンスにも柔軟に対応することが求められています。
そのような環境においては従来の経験に頼るビジネスモデルは無力化しており、高い専門性を有したマネジメント、マネージャーといった中間管理職が業務全般を理解し、新たなプロジェクトをリードしていくことが求められてきています。
また、テレワークの仕事環境においては一人一人が独立して業務を行うことが求められており、それは中間管理職にも求められる時代になっています。
この結果、調整役的ボス型管理職よりもプロジェクトリード型の管理職が求められてきています。
Q2. メッツラー銀行Mr. Gerhard Wiesheuのお話に、教会の資金運用も請け負っているとございました。キリスト教と理解しましたが、イスラムやヒンドゥー、仏教、その他の宗教的な資金の運用も請け負っているのでしょうか。
A2.キリスト教以外の他の宗教団体の資金運用は請け負っておりません。
登壇者
