合格者の声
中山 一輝 さん
住友商事株式会社 コモディティビジネス部(合格時)
CMA資格取得を目指した動機は何ですか
純粋な興味と⾃⼰研鑽が主な動機です。前者については、経済ニュースを深く読み解けるようになりたいという思いや、経済や証券市場の分野を体系的に学び直したいという思いがありました。後者については、実務や株式投資に役⽴つ知識や考え⽅を学びたいという思いがありました。
資格取得のための準備について
- (1)
いつ・どのくらい勉強されましたか
全体で150時間程度勉強しました。⼤部分は第2次試験対策に割いたものです。第2次試験の3、4ヶ⽉ほど前から平⽇1〜2時間、⼟・⽇3〜4時間、⽉40時間を⽬安に取り組んでいました。第1次試験は⼤学⽣のときに、第2次試験は社会⼈になってから受験しました。
- (2)
どのように勉強されましたか、お勧めの勉強法などを教えてください
第1次試験については、学部で学んでいた内容で⼗分対応できそうだったので演習付きの参考書を⼀読したのみでした。第2次試験については、上述の「純粋な興味」に基づく動機のもと協会の講座テキストをすべて通読することから始めました。その後、過去問を2回分解きました。
勉強法としては「参考書→過去問演習→参考書で復習+講座テキストで理解深化」のような流れが効率的かつ効果的だと思います。私は講座テキストの通読から始めましたが、範囲が広く⼀読しただけでは消化しきれませんでした。振り返ると、インプットとアウトプットの1サイクルで消化できる量から始める⽅がよかったなと思っています。
合格の秘訣
資格取得の動機を意識して取り組めたのがよかったと思います。主体的に学べましたし、記憶に定着しやすかったと思います。もちろん難しいと感じた分野やあまり興味を持てなかった分野もありましたが、後で復習できるよう、頭の中の⽬次に追加するイメージで取り組むことで最後までモチベーションを保てました。合格するための勉強にならないようにすることの重要性を改めて認識しました。
準備を通じて得たこと
経済や証券市場に関して全体像を掴むことができ、その基礎知識をある程度習得できたという⾃信がつきました。また、根本理論の奥深さや応⽤領域の広さを認識できるようになりました。
受講中の方へのメッセージ
主体的に学び続けるための動機付けが重要だと思います。合格に向けた戦略としての学習プランを練る前に、なぜCMA資格を取得したいのかという点を明確にしておくことで、また学習中は定期的にそれを振り返って意識し直すことでモチベーションを⾼く保ちながら学習できると思います。
今後の抱負について
検定会員になる(※)ことを⽬標の⼀つとして、学んだ知識や考え⽅を応⽤しながら実務経験を積んでいきたいと思います。また、協会の継続学習制度やセミナー、講演会等も活⽤しながら専⾨性を⾼めていきたいと思います。
(※)協会注:証券アナリスト第2次試験の合格者であり、実務経験を3年以上有する⽅は、検定会員として⼊会することで資格称号『⽇本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)』を使⽤することができます。