合格者の声

太田 裕希 さん

立命館大学 総合心理学部 3回生(合格時)

CMA資格取得を目指した動機は何ですか

証券投資に関して幅広く体系だった知識が欲しい、さらには株式投資の実践に役立つ学術的な理論を学びたいという思いから申し込みました。また、目指している業界が資産運用業界であるにもかかわらず心理学部であるために、独学では補いきれない広さの知識を獲得したいという気持ちもありました。さらにこの資格を有することで、就職の際のやる気の提示になり得るとも思い、目指しました。

資格取得のための準備について

  1. (1) いつ・どのくらい勉強されましたか

    第2次レベル試験に関しては、1週間に20時間のペースで、合計160時間程度費やしました。具体的には春休みの1か月間、学校へ行って過去問を中心に勉強しました。また、授業が始まってから4月は少し忙しくなったため、5月から1か月間、バイトのある日と日曜日以外は放課後に学校のPCルームで過去問を中心に勉強していました。しかし、後でも述べますが、個人的に好きで証券アナリスト試験の勉強とは別に投資の研究、実践をほとんど毎日放課後にやっているため、実質的には1次・2次合わせて500時間以上は勉強していることになると思います。

  2. (2) どのように勉強されましたか、お勧めの勉強法などを教えてください

    独学で、主に勉強の媒体となったものは、協会の第2次レベル試験の過去問、投資の実践でした。投資の実践は具体的には、回帰分析などの統計解析を使ったポートフォリオ構成や、財務分析及び企業価値評価、投資家心理などを研究しつつ株式投資をするという内容でした。これによって、第2次レベル試験の過去問を1、2回ほど解くだけで4~5割程度は取れるようになりました。しかし、これでは合格は覚束ないので、さらに過去問を解くことで職業倫理、コーポレートガバナンス、経済、財務会計といった分野の知識、解き方を補いました。最終的に過去問は過去4年分を一周しました。このように、証券アナリスト試験の勉強というよりも、投資の研究をしている時間が長いため、実質的には上記の時間よりも多くの勉強をしているとも言えます。

    協会の各種講座テキストは、過去問で間違ったときにももちろん参照しましたが、むしろ投資の研究を行うときにより詳しい内容を調べるために使用しました。協会の講座テキストは個人の感想ですが、何の知識もないと少し難解で、試験を解く上では少し詳し過ぎると思いました。使用する時は自分の興味に従って知りたいことを深堀りするために使うことをお勧めします。これは試験に関係のないことのように思えるかもしれませんが、第2次レベル試験は筆記試験であるため、こういった深堀りした知識がさらに点数を上げるためのカギにもなってきます。

合格の秘訣

やはり投資を研究し、実践していたことが大きかったように思います。証券アナリスト試験はポートフォリオ理論、企業価値分析に重点が置かれ点数配分も多いと思います。そのため、株式投資でアセットアロケーションや企業分析を実践することでその知識が強固なものとなり、また自分の考察力がつくため、第1次レベル試験、第2次レベル試験ともに対応できたのだと思います。特に学生は実務経験がほとんどないので、理解した知識の実践を積極的に行うことが重要であると考えます。

準備を通じて得たこと

ファクターアセットアロケーションやバリュードライバー公式といった非常に役に立つ、また最近の話題を自分の投資に取り入れることができました。もちろん一部は、テキストに手法が紹介されていたのみですが、そういった新しく有用な知識を手に入れるきっかけとなりました。

受講中の方へのメッセージ

学生の方は実践を、社会人の方は基礎理論を積極的に取り入れるとよいと思います。 この試験は学術的な内容が多く含まれていますが、実践をすることで合格しやすくなる試験でもあると考えています。そのため、学生、社会人両方に学ぶべきことがあると思います。足りないことを補い、学ぶことを楽しみながらがんばってください。

今後の抱負について

検定会員輔(CCMA)に登録して、『証券アナリストジャーナル』などの論文を多いに活用して投資の研究に磨きをかけたいです。また、ファンドマネージャーになることを目指して今の知識に満足することなく邁進していきたいです。

受講を悩んでいる方へ。
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