SAAJ × マイナビロゴ

就活は『資格取得』で差をつける!

吹き出し

就活スペシャリストが語る!!

三好 秀和 氏 CMA 三好 秀和 氏 CMA

これまで立命館大学で学生の就活・配活を100%成功させてきた就活スペシャリストの三好先生(CMA)がエントリーシートに何を書くべきか、それに備えて何をどう準備していくのか、資格取得の重要性など、就活・配活に悩む学生に語る!!

三好 秀和 氏  CMA
立命館大学 経済学部 客員教授/一般社団法人 高度人材養成機構 理事長/金融キャリアセンター センター長

※ 肩書など掲載情報は開催時点の情報となります。

将来のために"大学生の今"をどう活かすか考える

やりがいを感じられる仕事

三好先生 : 就活の際には、自分がES、一次、二次、どの段階でだめだったか、ぜひ記録をつけて一覧表にしてください。そうすると回数を重ねていくうちに、自分はどの段階が問題なのかの傾向がわかってきます。また、先方の企業からお断りのお祈りメールが入っても、それは先方が希望するスペックと自分がマッチしなかっただけのことです。深刻に考えすぎないでください。ただ、原因が自分にある場合もあるので記録をとって反省し改善につなげてください。社会人の二人に、現在の仕事はどうか、聞いてみましょう。

ミムさん : 今月は決算月なので決算業務や、来期・3年後の戦略を練っています。社内にどのくらい現金があって、どのくらい投資できるのか、コーポレートガバナンス・コードにはどう対応するか、そんなことをやっています。

三好先生 : 今入社何年目ですか?

ミムさん : 4年目です。

三好先生 : 入社4年目で会社全体の管理や戦略を担当しているわけですね。こんな幸せなことはないですね。普通は役員がやってる仕事ですから。今面白いと思ってる仕事は何ですか。

ミムさん : 経営判断に関わる社内の情報が集中する部署に席をおいています。どう世の中が動き、どう会社が動くかを予測すること、そしてどう世の中が動くか、大事な情報に触れられて意思決定のためのサポートができることは、何ものにも代えられない経験だと感じています。経営企画に異動する機会に巡り合った時も、CMAの知識を活用し、円滑に準備が出来ました。

三好先生 : CMAを勉強していたから、その準備が出来たんですね。M&Aを行う時は資産査定を行いますが、ミムさんは弁護士・会計士など外部の専門家を使う立場ですね。では金森さん、仕事で面白いことは?

就活セミナー2018 就活セミナー2018

金森さん : 企業のトップの方に取材に行きます。私は今28歳ですが、いきなり上場企業の社長に会いに行っても普通会ってもらえないはずですよね。それが、大和証券のストラテジストという立場ならインタビューができるんです。企業は自社の事を投資家に伝えたくて仕方ないんだということを、日頃実感しています。そんな中で、ストラテジストとして、一般的にはあまり知られていない会社のことを、世の中に認知させるお手伝いが出来て、社長に感謝されたときなどは、大きなやりがいを感じます。

三好先生 : 企業側にとってはIR(企業の株主への情報提供)という活動ですね。IR活動は自社の株価に大きな影響を与えるのですごく大切で、社長自らが自社の宣伝を行うことは常識です。アナリスト協会ではIRセミナーを無料で開催しているので、学生の皆さんもダイレクトに各企業の社長の話を聞けるチャンスですよ。東京だけでなく、大阪でも開催しています。大阪だと参加者が少なくねらい目です。私のゼミ生はそこに参加して質問したら、社長から「メシ食おう」と誘われたこともありますよ。そうなったら限りなく内定に近づきますね(笑)。

(こちらからIRセミナーのスケジュールが見れます)
 

証券アナリスト(CMA)資格の可能性

三好先生 : そもそもどうして学生時代にCMAを取ろうと思ったのですか。

ミムさん : あまり言いたくないんですけど(笑)、フェラーリとか良い車に乗りたい、そのためにお金持ちになりたいので株式投資かなと思ったのがきっかけです。しかし実際やってみると株式投資も難しかったので、これは基本を勉強しないといけないな、ということで企業価値研究のゼミに入り、そこからCMAの勉強を始めました。

三好先生 : なぜそちらの道に進まなかったのですか。

ミムさん : 最初は大学院に進もうかと考えていたのですが、面接の際に役員から、「君はすでにコアの知識がある。それならば、実際に事業会社からお金が生まれる現場を、その目で確かめてみないか。もし自分に合わなければ株の世界に行けばいい」と誘われたのが入社のきっかけです。

三好先生 : はっきり言ってミムさんは今、株式投資より面白い仕事していると思います。ワクワクしながら仕事をしているのではないですか?

ミムさん : はい、様々な情報をもとに、経営者の近くで仕事ができることは、とても楽しいです。

三好先生 : 金森さん、学生時代に取り組んだことは?どうして大和証券に入ったのですか?

金森さん : 先生の講演にもつながるんですが、就職活動の時、自分の雇用を安定させるためには、必ずしも大企業に入るのではなく、いろんなところから声がかかる人材になることが重要であると言われました。そう考えると、多少きつくても(笑)、若手のうちから圧倒的な成長が得られる仕事がいいかと。
証券会社の営業は、顧客を開拓し資産運用を任せてもらうということでは、入社1年目でもベテランでも年齢に関係なく同じであることに魅力を感じました。現在の会社にした決め手ですが、男女の格差は全くなく、同じフィールドで切磋琢磨できる会社だなと感じたからです。

三好先生 : 例えば同じ業種でも、それぞれの戦略の違いはどこにあるかを、ロジカルにESに書く方法があります。それには双方の企業のWEBサイトでIR情報をチェックし、どんな方面に力をいれているのか、その違いをESに書くことです。金森さんの会社ではCMAの扱いについてはどうですか?

金森さん : 当社では、リサーチやホールセール業務に携わる部署に配属されると、入社2年までにCMA1次を、5年目までにCMA2次を取得することが必須です。CMA取得のためのサポートも充実していると思います。大和証券という看板を活用しつつ、自分の名前で仕事ができるようになりたいという気持ちで取り組んでいます。

ミムさん : 事業会社ではCMAをもっている人が少ないので、狙い目です。

三好先生 : 関口さんはどうですか?金融業界を目指すのか、あるいはミムさんのように事業会社を目指すのか?

関口さん : そこは悩んでます。今日の話を聞いて、事業会社への道もあるのかなと思いました。

三好先生 : 事業会社ならミムさんのような経営企画や財務、IRなどの部署でCMAの知識が活用できます。上場企業のIR担当になると、ロードショーと言って海外の投資家への情報提供のために、社長と各国を訪問したりする役目もあります。ビジネスクラスで海外に行けるかもしれません。
関口さんは3科目合格したのですよね。どの位勉強したら受かりますか?

関口さん : ゼミの先生から週に1度3時間ずつCMAの指導を受けていたこともあり、本格的に勉強を開始したのは春試験(4月)の前の春休みからでした。4月に入ると過去問を解き出しましたが、公式テキストで勉強していたので、過去問はむしろ簡単に感じました。二次試験は論理を理解していないと解けないのではないかと思いますが、一次レベルは過去問をやっていれば、「あ、なんか違うな」といった感覚でできるという感想で、普通の大学生活を送りながら合格できる試験だと感じました。

三好先生 : 弁護士や公認会計士の試験の合格数は、実は景気に左右されると言われています。CMA一次は6割出来ていれば合格できますが、ただ二次レベルはそうはいかないですよね。金森さんはどうでした?

金森さん : 二次はさすがに細切れの勉強だけでは間に合わず、まとまった勉強時間を確保することも難しかったので、直前に9日間の休みを取るなどして本番に備えました。

三好先生 : 学生のうちから受験しておきましょう、というのは、こういうことなんですね。社会人になったら勉強時間の確保が格段に難しくなりますからね。

  • Facebook
  • twitter
  • Youtube

公益社団法人日本証券アナリスト協会は「ASIF(アジア証券・投資アナリスト連合会)」「ACIIA(国際公認投資アナリスト協会)」のメンバーです。
「CMA」「日本証券アナリスト協会認定アナリスト」「Certified Member Analyst of the Securities Analysts Association of Japan」は、公益社団法人日本証券アナリスト協会の登録商標です。

ページ先頭へ戻る

© 2015 The Securities Analysts Association of Japan.
当ウェブサイト内の文章・画像等の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。