これまで立命館大学で学生の就活・配活を100%成功させてきた就活スペシャリストの三好先生(CMA)がエントリーシートに何を書くべきか、それに備えて何をどう準備していくのか、資格取得の重要性など、就活・配活に悩む学生に語る!!
三好 秀和 氏 CMA
立命館大学 経済学部 客員教授/一般社団法人 高度人材養成機構 理事長/金融キャリアセンター センター長
※ 肩書など掲載情報は開催時点の情報となります。
難関資格を取るのは簡単ではないですが、合格したらエントリーシートに記入でき、アピール力にも差が出ます。会社にとって社員に取得してほしい資格は会社の仕事で使える資格です。難関資格が必ずしも会社が取得してほしい資格ではありません。
しかしここでも、単にやみくもに難関な資格にチャレンジするよりも、より戦略的に、就職後に高い効果が見込める資格を目指すべきでしょう。【表3】を参照ください。こちらは金融機関で奨励されている資格の一覧ですが、比較的合格率が高く、しかも報奨金が高額である資格はどれでしょうか?そう、証券アナリスト資格です。
【表3】取得が奨励されている資格と奨励金・ポイントの例
証券アナリスト資格とは、企業の価値を評価するために必要なファイナンス・財務・経済と言った知識を体系的に学べる資格です。なぜ、こういった知識を学ぶことが評価されるのでしょうか?それは、どの業種でも今は、企業の最大の投資は、企業を買収することだからです。
会社を買収するというのは、すべてをワンパッケージでいっぺんに買えることです。従業員、工場、顧客、アフターサービス部門、コールセンターなどを、お金をかけて創るよりも、現在機能しているものをワンパッケージで買った方が手っ取り早く、大きな時間の節約につながり、すぐ利益が上げられます。
大きな効果を上げられる企業買収ですが、一体いくらで買うのか、ということが大変重要です。そのために企業の価値を評価できる証券アナリストの知識が重宝されているのです。