これまで立命館大学で学生の就活・配活を100%成功させてきた就活スペシャリストの三好先生(CMA)がエントリーシートに何を書くべきか、それに備えて何をどう準備していくのか、資格取得の重要性など、就活・配活に悩む学生に語る!!
三好 秀和 氏 CMA
立命館大学 経済学部 客員教授/一般社団法人 高度人材養成機構 理事長/金融キャリアセンター センター長
※ 肩書など掲載情報は開催時点の情報となります。
「会社を知る」ためのIRチェックでは、同業他社のIRもチェックし、戦略の違いを明確にしておきましょう。競合の戦略も踏まえた上で社長が語る戦略に共感し、自分がぜひ一助となってそれに貢献したいと訴えるのです。できれば株価の価値、PERやPBR、ROAやROEなどアナリストの勉強をすれば同じ業界での競合関係とマーケットの評価が明確になります。
間違っても志望理由を、「業界1位」だからといった単純な理由にはしないことです。
一次面接で大事なことは、「一緒に働きたいと思えるかわいい後輩かどうか」です。一次面接を担当する若手社員では、必ずしも自社の戦略を理解しているとは限りません。そんな若手社員に、得々とお宅の経営戦略はこうなんですよね、といった話をしてしまったら、生意気なやつだと反感を買って落とされる可能性だって否定できません。一次面接は協調性が重要ということです。
安心して戦略も含めた話をできるのは、二次面接での課長面接でしょう。こいつは見込みがある、是非自分の部下にしたい、と思って人事部へのコメントに書いてもらえたら、内定への道が拓けます。課長なら自社の経営戦略を踏まえて日々業務課題に邁進しているはずですし、有能な部下がほしいと思っているからです。
就活は【表2】のようなプロセス管理表で一覧にしておくと、自分がどの段階でつまづきやすいかといった傾向を把握することができます。
【表2】就活プロセス管理表