合格者の声
吉村 具倫 さん
横浜国立大学 経営学部2年(合格時)
受講動機
日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)という資格を知ったのは、高校生の頃から熱心に私の勉強をサポートしてくれていた父からの紹介でした。私自身、大学在学中に何か成し遂げたいと考えていたので、すぐに興味を持ちました。受講のきっかけとなったことは主に二つあります。一つはビジネスコンテストです。大学入学から少し時間が過ぎた頃、会計学の授業の中で海外のアナリスト協会が主催しているビジネスコンテストのことを知り、証券アナリストが実務で行なっているレポート執筆(企業分析)にやりがいを感じたからです。もう一つは金融機関に就職したいと考えていたため、CMAの試験に合格していれば、金融機関で働く上での必要な基礎知識を持っていることをアピールできると思ったからです。
受験の準備方法
勉強そのものは試験の約半年前から始めました。私が勉強を開始したのは大学1年生の時で、証券分析や会計学、経済学への知識が浅かったため、基礎を固めようと早い段階から勉強をスタートさせました。大学での勉強も目新しいものばかりであり、アルバイトやサークル活動にも従事していたので、平日はなかなか時間が確保できず、週末にまとめて5~6時間勉強していました。受験1カ月前になると、知識の定着を図るために毎日3時間は勉強することを心がけました。新型コロナウイルス感染症の影響で大学の授業がオンラインとなり、アルバイトやサークル活動がなくなったため、勉強時間は比較的確保しやすくなりました。
お勧めの勉強法
普段は資格専門学校のテキストを中心に勉強し、理解が深まらなかった箇所を協会の公式テキストでカバーしていました。また、資格専門学校の通信講座も受講して勉強しました。試験1カ月前からは協会マイページに掲載されている過去問を使って、多くの演習を行いました。
合格の秘訣
暗記することももちろん大切だと思うのですが、ただ単に暗記するだけでなく、しっかりと理解をした上で暗記することを心がけていました。例えば、「サステイナブル成長率とは企業が増資をすることなく、内部留保のみで達成できる利益・配当の成長率のことで、それ故に公式は内部留保率×ROE」などです。また、私は3科目同時受験をしていたため、他の科目との関連性を意識して効率よく暗記をしていました。
勉強してよかったこと
証券、財務、経済の分野における基礎的な知識を身につけることができ、大学での授業や今までなかなか理解できなかった経済・金融関連ニュースへの理解が深まったと感じています。また、簿記や証券外務員など他の資格勉強にも活かせると思いました。
今後の抱負
まずは、第2次試験に向けて勉強していこうと考えています。第1次レベルで培った知識は新聞や金融関連の新書等を通じて、日常的にアップデートしていきたいと思います。その後、第2次試験に合格して実務経験を3年以上積むことでCMA資格を取得し、学んだ知識を活かして活動していきたいです。