証券アナリストと職業倫理
なぜ、職業倫理が重要?



投資情報の分析や投資価値の評価は、正しく適切に(誤解を招くことのないよう)実施されるべきですが、仮に適切とは言いがたい結果となってしまった場合、どのような影響があるでしょうか。
まず、関係するアナリスト、所属法人が批判されるでしょう。アナリスト全体としての問題に発展するかもわかりません。また、場合によっては、金融・証券市場に対する信用失墜的行為とみられるおそれもあります。
そのため、当協会では証券アナリストの権威と信用の維持・向上を目的に、職業的専門家にふさわしい職業倫理意識の涵養に努めています。
証券分析業務を誠実に行う!



証券投資に関する諸情報の分析と投資価値の評価とに基づく投資情報の提供、投資推奨又は投資管理を 『証券分析業務』 といいます。
『証券分析業務』の持つ社会的役割にかんがみ、証券アナリストは、誠実に職務を励行し、もって証券アナリストの社会的信用及び地位の向上に努めることが望まれます。
職業倫理向上の具体策は?



職業倫理向上のために当協会では、『職業倫理に関する基準』 を定めた上で、当該基準に関する 『実務ハンドブック』を作成・配付し、職業行為の指針として、証券アナリストに自主的な遵守を求めています。
※ 『実務ハンドブック』は当協会会員、検定会員補には無償頒布されます。また、通信教育講座2次レベル新規受講者、検定会員補講習参加者には、テキストとして配布されます。
さらに職業倫理を向上させるために様々な資料を参考に!



『職業行為基準』と『実務ハンドブック』のほかにも、職業倫理に関して様々な資料をご用意しています。ぜひ、ご参考にしていただきまして、より信頼される職業倫理の高い証券アナリストを目指してください。