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業界トップ企業の役員は人材戦略についてこう考える!!

証券アナリストへのステップ証券アナリストへのステップ

ナンバーワンの誇りとして、めざすものとは

当社設立から120余年、日本社会と経済の発展と共に、お客様の安心・安全、そして幸せを願い、生命保険業の中で常にナンバーワンであり続けることをめざし成長してまいりました。

近年、日本国内では少子高齢化が懸念材料として喧伝されていますが、お客様ニーズの多様化等、時代の変化を適切に踏まえれば、生命保険業としてまだまだビジネスチャンスはあると認識しています。例えば、以前からの生命保険は、「一家の大黒柱の万が一に備えるもの」と捉えられていました。しかし高齢化が加速する時代においては、「長生きすることへのリスクに備えるもの」という視点や、「資産形成あるいは相続・贈与ニーズへ応えるもの」という視点に立てば、工夫の余地は大いにあり、潜在的な成長力は大きいと考えています。

いかに「人材(=人財)」の価値を向上させるか、そこが競争力の源泉に

周知のとおり生命保険業は、設備投資をするような工場や機械があるわけではありません。「人材(=人財)」が支える事業ですから、人材の価値を高めるための環境づくりが大切になります。生命保険というと、営業職員などの保険の販売力が強いか否かで勝負が決まるようなイメージがありますが、昨今の低金利時代においては、資産運用分野の競争力が大きなポイントになってきています。生命保険会社としての保障責任を全うした上で、お客様に対していかに長期・安定的、かつ高い利回りを提供することができるか、それが商品の価値を決定する要因の一つになるという、難しいですがやりがいのある時代であるともいえます。

そしてそれを実現へと導くのは、やはり「人材」なんですね。運用部門・営業部門などそれぞれの部門に合わせ、人材の価値をいかに向上させていくか、その戦略は、今や経営基盤を構築する上で欠かせない事項となっています。

当社では例えば、ノー残業デーや週末3連休になるプラスワン・フライデー等を実施するなど社員の自由な時間を創出し、その時間を趣味や家族と過ごすための時間に使うとともに、セミナーへの参加や資格試験の勉強など、自己研鑽に充てることを期待しています。

人材育成の中で、CMA資格がもたらすもの

今後の運用部門における人材育成の方向性として、一つは「グローバルであること」です。機関投資家として海外のトップ金融機関や運用会社等と伍し、また協力していくことも求められるでしょう。もちろん英語などの資格取得・自己研鑽は不可欠です。

そしてもう一つ大切なのは、「プロフェッショナルであること」です。その点において、運用部門に必要な知識を得ることができるCMA資格の取得は、大いに有用だと考えます。認知度や実用性の高さからも、CMA資格はファイナンスに関する一連の知識を、国内にいながらにして効率的に習得できる適切な方法ではないでしょうか。

当社では、運用部門における上位職への登用条件のひとつとして、CMA資格の取得を掲げており、部門を挙げて取得推進に努めています。

各部署においても「人材をしっかりと育成しているか」「高度な専門性を備えた人材が揃っているか」という定量的な指標の1つとして、今後も活用していきます。

日本証券アナリスト協会は、金融のプロ、すなわちCMAの育成という本来業務に加え、ディスクロージャーに関連する有用な情報発信もされるなど、業界にとって意義深い組織だと思います。私どももスチュワードシップ責任を果たすべき機関投資家として、企業とのエンゲージメントを強化し、そのためにも自らも実力を備えていかないといけないと考えています。そういった動きの中で、日本証券アナリスト協会は、ますます存在感が増していくのではないでしょうか。

※ 肩書・資格はインタビュー当時のものです。

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公益社団法人日本証券アナリスト協会は「ASIF(アジア証券・投資アナリスト連合会)」「ACIIA(国際公認投資アナリスト協会)」のメンバーです。
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