合格者の声
山中 直樹 さん
2023年 シニアPB資格試験合格
株式会社日本資産総研勤務
受験の動機
私の勤務先の元金融機関OBより、プライベートバンカーの資格取得をすすめられたことがきっかけです。勤務先の対象となる顧客層へ提供すべき業務技量と、プライベートバンカー資格で学ぶべき内容が重なっております。座学が少なく現場優先の我流ですすめてきた自分自身を見つめなおし、今まで応援してきて頂いた大切なお客様やこれから出会うお客様に対しより良いサービスを提供していきたいと思いました。また、私たちのビジネスパートナーには金融機関の方が多く、一定の知識を身に着けている方に対しても、信頼おけるパートナーとして説得力のある資格をもつことも必要であると思ったことも動機となりました。
受験の準備
私の場合、プライマリーPBの資格取得後、シニアPBの試験まで3ヶ月半あったので、協会推奨の「顧客のための総合提案書の作り方」と「資産運用・管理の基礎知識」を基本テキストとして、その他過去のシニアPB試験の問題例と解答案も参考資料にしました。
お勧め勉強法
1時間早く起きて、早朝に「顧客のための総合提案書の作り方」をメインテキストとし、第2~3章で基本構成とケーススタディを、第4章で差別化するためのエッセンスを学びました。また試験期間中に協会が2022/11/5に開催したPBセミナーの講義を受講しました。総合提案書の作成とプレゼンテーションで、グループごとのディスカッションでの意見交換や参加された方のプレゼン資料の作成能力には大変刺激を受けました。
合格の秘訣
出題から提出期限のスケジュールを1週間単位に分けて、①分析、課題整理②情報収集、提案の骨格作成③肉付け・見直し④まとめ の流れで組み立てました。
出題の人物関係、プロフィールをしっかり読み込み課題を抽出し、参考データの数値に関する情報は客観的に大小の視点で分析しました。頁毎にテーマでまとめたいボリュームが異なるため、テキストボックスを活用してバランスを工夫しました。
提案の方向付けの判断に必要な鮮度ある情報を盛り込み、ファミリー個々の特性をいかせる選択肢を採用しました。
今後の抱負
私たちがお手伝いしている大切なお客様が抱える課題やニーズは多様化しておりますが、小手先だけでなく本質的に課題解決するサービスを持続的に提供できる仕組みづくりが必要であると痛感しております。その中でもシニアPBとして学ぶ内容には、時代が変わろうとも臨機応変に普遍的に対応すべき心構えや考え方が整備されていますので、私たちの次のメンバーも是非挑戦してもらいたいく、共有していきたいと思っております。