合格者の声

大塚　将展　さん

2023年　シニアPB資格試験合格
米山商事株式会社勤務

受験の動機

私は普段、損害保険代理店としての営業活動をメインに行いながら、企業オーナー様や富裕層の個人顧客様からの様々な相談に対応させて頂いております。
受験の動機は、自分自身の作成した総合提案書をＰＢ資格試験委員会の方に評価して頂くことで、自分自身の提案が本当に顧客本位となっているのか確かめたいと思ったこと、また、小規模事業者である当社にとり、私がシニア・プライベートバンカーの資格を取得することは、お客さまからの信頼向上に繋がるのではないかと考えたことでした。

受験の準備

以前、銀行に勤務していたこと、現在の職業柄、保険商品に関する知識を有していること、加えて、ＦＰ、宅建、ＣＭＡの資格を取得していたことにより、一定の知識を有している自負はありました。しかし、書面に提案内容を全て盛り込むという経験に乏しかったことから、協会の発行する「総合提案書作成ガイド」を読み込んで、日常の提案書作成業務で実践する様にしました。また、知識をアップデートする為、ＰＢセミナー等を活用しました。

お勧め勉強法

既に知識を十分にお持ちの方も、メインテキストである「プライベートバンキング（上・下巻）」などを活用して、知識の補完をすると良いと思います。
また、「顧客のための総合提案書の作り方」には、投資政策書作成の３事例が掲載されており、大変参考になります。使い方としては、相談内容に対して先に自身の提案内容を検討した後に、解答例を参照すると良いと思います。自身の解答と解答例がなぜ異なっているのかを熟考することが、提案書の客観性確保に繋がると思います。

合格の秘訣

試験問題を熟読した後、まずは業界研究を行いました。業界の歴史、世界の潮流などを学んだ後、相談者の想いがどのように形成されてきたかに思いを巡らすと、その立場に立って考えることが出来るように思います。
その上で、自身の提案内容が全体最適になっているか、全ての登場人物の立場に立って、幾度も想定問答を検討し、総合提案書を作りこみました。口頭で補完することが出来ない分、論理構成はもとより、プレゼン資料の視覚効果についても気を配りました。

今後の抱負

私が就職活動をした際の夢は、真に顧客本位の提案を行う「プライベートバンカー」になることでした。ついに、その能力を認めて頂けたと思うと、喜びもひとしおです。
今後も現状に満足することなく、日々研鑽を積み、取引先の皆様が事業を発展させていけるように、伴走者としての姿勢で仕事に取り組んで参ります。結果として、「シニア・プライベートバンカー」の信頼性が高まり、本業界の発展に繋がれば幸いです。