合格者の声
松山 綾乃 さん
2021年 シニアPB資格試験合格
株式会社みずほ銀行(合格時)
受験の動機
富裕層企業オーナーの担当をする本部部署に属しており、PB業務について体系的に学びたいと思って調べたところ、本資格を知りました。FPや証券アナリストなどと比べると、富裕層営業の実務に即した勉強範囲と試験内容だと思い、普段の自身の提案内容がどれくらい通用するかを確認したいという思いもあり受験しました。
受験の準備
講師の方々が企業オーナー役となってダイレクトな反応を示してくださる「PBセミナー」(グループでの実践的演習)は、大変参考になりました。試験直前や試験期間中は、テキスト「プライベートバンキング上下巻」「顧客のための総合提案書の作り方」、過去問題、PB補完セミナー「投資政策書作成のポイント」を中心に確認しつつ、最新の税制やスキームなどは国税庁HP・中小企業庁HPや市販の書籍でキャッチアップしました。
お勧め勉強法
平日は仕事がありましたので、週末ごとに考え得る案を書き出しつつ、ゴールデンウィークをほぼ投資政策書作成に使い集中して書き上げました。
作成中はそれぞれのファミリーの立場に立ったつもりになって投資政策書を読み返し、ファミリーメンバーが見た際に偏りを感じないか等もチェックしました。
提案内容の比較検討と全体のバランスを見返すため、時間確保の計画も大事だと思います。
合格の秘訣
相談者の立場になって、①判断材料となる複数案を数値的に比較し、②案を実行する際のファミリー関係への影響を考慮することで、③相談者が行動を起こすための具体的イメージが持てる投資政策書を目指して作成しました。私が受験した回の相談者は80代企業経営者の設定でしたので、実際に担当しているお客さまをイメージしながら、表現や選択肢は簡潔に、図表は見易く作成することを意識しました。
今後の抱負
富裕層営業の現場では、複数の事象が絡み合い解答も一つではないことが日々起きます。シニアPBの勉強をしたことで、実務経験を知識として裏付けてスキルアップできたと思います。資格取得は私にとって通過点であり、今後は継続学習やシニアPBサロンなどを通じてさらにスキルを磨き、お客さまにより良いご提案をしてお役に立っていきたいと考えています。