プライベートバンカー資格
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シニアPB試験
合格体験記

業界を超えてAI(人工知能)に打ち勝つために

大谷 光男 さん

メットライフ生命保険株式会社
FLDラーニング推進部
アシスタントマネージャー
大谷 光男 さん
2018年2月シニアPB 資格認定

1.シニア PB 資格取得を目指した動機

受験当時、相続・法人・事業承継提案に関する営業社員のサポート専門部署にいました。そこで感じていたのが、業界に蓄積しているノウハウだけでは、富裕層の方へのトータルなアドバイス・提案は難しいということでした。富裕層は他業界からも提案を日頃から受けており、幅広い知識を備えていくことが今後必要になるという問題意識は持っていましたが、実際、具体的にどうしたら視野を広げることができるのか模索する時期が続きました。

ある時、シニアプライベートバンカー資格を保有している方から話を聴く機会があり、PB 資格の学習を通じて、富裕層への全体最適の提案を学ぶことができると知りました。自身でも資格について調べたところ、まさに自分が求めていた内容であったことから、すぐに受験を決意しました。段階を追っての取得も考えましたが、すでに1級 FP 技能士を保有していたことから、最上位のシニア PB にチャレンジすることに決めました。

2.コンピュータ試験の受験準備

最初のアクションとして、協会のホームページにテキストとして掲載されていた「プライベートバンキング」(上下巻)と「証券アナリスト通信教育講座」の 5 冊セットを購入しました。メインテキストの「プライベートバンキング」(上下巻)は、これまでの相談業務の中でも出てきていた他業界の提案の概要やそのメリット・留意点が分かりやすく記載されていて、これまでの断片的な知識を整理しながらある意味楽しく取り組むことができました。

特に大切だと思う部分はマーカーを引きながら、毎日仕事の前後に時間を確保して読み進めました。試験日までの 3 ヶ月程度でマーカーの色を変えながら、3 回精読しました。3 回通して読むと、最初は理解できなかったポイントが頭に入るようになり、試験当日にはある程度自信を持って臨めるまでになりました。

ただ、やはり当日は緊張しました。コンピュータ試験はその場ですぐに合否が出るのですが、最後の「解答終了」ボタンを押すまでに何度も検算や見直しをしたのを覚えています。コンピュータ試験は、これまでの FP の学習の蓄積もあり、1 度でパスすることができました。

3.筆記試験(投資政策書)への対応

一番苦労したのが、この投資政策書でした。合格までに合計 3 回かかりました。日頃から富裕層あるいは法人の社長に対して生命保険に関するアドバイスをしていたものの、基本的には自身の関連分野に関する解決策を提示してきたこともあり、「全体最適」を形にするのに苦労しました。

特に1回目は、問題受取りから提出までの約1 ヶ月間、なかなか形にすることができず、締め切り間際に何とか提出しました。しかし、結果はあと一歩及ばずというところでした。2 回目は要領をつかんできたので、ある程度自信を持って提出したものの、これも不合格。3 回目は最後の受験という覚悟で、合格答案を徹底的に分析し、問題文に隠されたキーワードにも気をつけながら、問題点・課題をすべて洗い出し、とにかく分かり易く課題・解決策を整理し、問題文の相談者であるオ ーナー社長に伝えたいという思いで作成しました。その結果、合格することができ家族にもうれしい報告ができました。

4.シニア PB 資格の活用

シニアPB資格取得後は、主に富裕層・法人営業の現場サポートと社内研修に携わってきましたが、直近の社内の異動により、研修企画部門に配属となり、現在は、相続・法人・事業承継関連を担当しています。研修を構築する上では、自身の業界に関連する知識だけでなく、他の業界の提案手法の概要やメリット・留意点、最新の税制改正の動向等も盛り込んだ内容にしていくことを意識しています。この点については、まさにシニア PB の受験を通じて学んだことのアウトプットにつながっています。

5.これからシニア PB 資格の取得を目指す人へ

AI(人工知能)という言葉が新聞等を賑わすようになり、人間が行っている仕事の多くが将来的に AI やロボット等に取って代わられるのではないかと言われています。

しかし、その一方で、創造性や他者との協調性が求められる業務や、他者の理解、説得、交渉などが求められる職業は、人工知能等での代替は難しい傾向があると言われています。シニアPB はまさにそうした職業・資格の 1 つだと思います。是非、取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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