図書紹介
プライベートバンカーがこっそり教える億万長者の資産運用
濱島成士郎(シニアPB) 著
(すばる舎)
スイスの伝統的なプライベートバンクは、創業家が経営するファミリービジネスであり、同様の富裕層ファミリーを主要顧客層として長年運営されてきました。こうした伝統的プライベートバンクでは、顧客最優先の姿勢が厳格に保持されており、創業家自身に適用される厳格な資産管理水準と同等のリスク管理・資産保全策が体系的に導入されています。ピクテやロンバー・オディエといった伝統的プライベートバンクは、200年以上にわたって数多くの金融危機を乗り越え、堅実な経営実績で知られています。
一方で、かつてスイスのプライベートバンクとして高い評価を受けていたクレディ・スイスは、販売手数料重視の営業方針に転換した結果、過度なリスク商品を多数取り扱い、経営不振に陥りました。両者の命運を分けたものは、組織文化やガバナンス体制の違いなのかもしれません。
プライベートバンカーには、高度な倫理観および法令遵守意識を前提とした上で、顧客の最善の利益を第一に求める姿勢が求められます。本書の著者である濱島成士郎氏(株式会社WealthLead代表取締役)は、シニアPBとして活躍されており、本書では、特定金融商品の推奨に偏重することなく、専門的知見に基づいた客観的かつ中立的な姿勢で、顧客本位の選択肢を提示することが、プライベートバンカーに不可欠な要件であると論じています。
目次
第1章 富裕層御用達!
プライベートバンクのリアル
第2章 富裕層のリアルな投資戦略
第3章 富裕層ビジネスに奔走する金融機関の舞台裏
第4章 担当者次第で資産が変わる!
プライベートバンカーとの賢い付き合い方
第5章 財産は3代で消える!?
富裕層が実践する相続・資産防衛策
第6章 お金の使い方が違う?
富裕層たちの『お金の哲学』に学ぶ
