図書紹介

真のバリュー投資のための智慧と実践

『真のバリュー投資のための智慧と実践』

柳下裕紀 著 (金融財政事情研究会)

著者は、企業の投資価値を評価する際に、事業運営および経営が持続的に価値増大を達成できるかどうかを主要な検討事項として指摘している。代替性が低く、他社の新規参入に対する障壁となり得る商品・製品・サービスを有する企業は、高い利益率を享受でき、そこに付加価値が創出されると考えられる。さらに、価値創造型のビジネスモデルは、競争優位性の源泉となる参入障壁を持続可能なものとし、その強化を目的に設計されている。
著者が選定した企業群は、それぞれ自社のDNAに競争優位性を確立するためのビジネスモデルを内包し、価値創造プロセスにおいて独自性と優位性を発揮・強化している様子が、15の事例を通じて提示されている。

目次

第1章 価値創造の本質
1 経営の意思決定の連続で刻まれる企業DNA
2 ROICからの仮説検証によるビジネスシミュレーション
第2章 参入障壁を持続的に強化する価値創造のビジネスモデル
1 参入障壁とビジネスモデルの整合性
2 全体最適のオペレーション設計がつくるキャッシュマシーン
3 事業特性のポイント―BtoBかBtoCか、製造業か流通業か
第3章 「負けない投資」の実践とポートフォリオ
1 M&Aによる価値創造―シナジーとマリアージュ
第4章 投資決定における複利価値創造の考察
1 投資決定における複利価値創造
2 価値増大企業をみるポイント

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