図書紹介
教育投資の経済学

佐野晋平 著(日経文庫)
本書では、豊富なデータを基に「学歴はデータ的に優位なのか」「家庭の役割はどれだけ必要なのか」「ゆとり教育は有効だったのか」などを分析し、教育投資の価値について経済学の視点から論理的に解説されている。プライベートバンカーはお客様と後継者の教育について会話することが多いと思われる。経験や勘で語られがちな教育について、経済学の知見から分析する視点を与えてくれる一冊である。
目次
第1章 教育への投資のリターン
第2章 スキル形成のための学校と家庭の役割
第3章 学校の仕組みを経済学で考える
第4章 様々な教育政策の評価
第5章 社会の変化への対応と教育