最近は本屋さんでも、数字の見方やファイナンスについてのHOWTO本がかなり売れているなど、ビジネス数字スキルへの関心が高まっているようです。
いったん身に付けてしまえばほぼ一生使える数字のセンスですが、日頃忙しいビジネスパーソンはどうやって身に付けていけばよいのでしょうか?
そこで当協会は、働く女性のためのビジネス教養誌「PRESIDENT WOMAN(プレジデント ウーマン)」との共催で、ビジネスパーソンのスキルアップには欠かせない、数字のスキルを磨くキャリアセミナーを開催しました。その時の模様をご紹介します。
千賀 秀信 さん
マネジメント能力開発研究所 計数感覚・養成コンサルタント
「計数感覚」とは、経営のことを数字で考える能力のこと。 マネジメント能力開発研究所の千賀秀信さんは、普段企業研修で経営を数字で考えるコツを教えていらっしゃる方です。
※ 肩書など掲載情報は開催時点の情報となります。実際の企業の財務データを見ながら、千賀さんからの質問に答えていたら、45分間はあっという間でした。数字って、面白いですね!もっと数字が読めるようになったら、きっともっともっと面白いことが見えてくるんじゃないでしょうか?? 当日ご参加していただいた62名の方々からも、アンケートで嬉しいコメントをいただきました!!
◆数字への苦手意識を忘れて聞き入りました。
◆ワークが楽しかった。会社帰りで疲れていたが、目が覚めました。
◆次への学び意欲をかきたてられました。
◆実例や身近な数字や企業を例に数字の読み方を教えてもらえました。
大澤 静香 さん
公益社団法人 日本証券アナリスト協会
教育事業推進部長
証券アナリストって、名称からすると、資格者のほとんどが証券会社の人たちかと思えば、証券会社はわずか2割で、残りの8割はその他の業種の人たちです。どうしてでしょうか?なぜならCMAでは、経済・財務・証券分析やファイナンスを基礎から体系的に学べるからです。
これらは株式や企業を分析するための知識で、企業の価値=稼ぎ力を未来に渡って論理的に考えることができるようになるため、あらゆる分野のビジネスパーソンにとって、かなり使える知識なのです。
カリキュラムは第1次レベル・第2次レベルの2段階制です。いろんなことが見えてくれば、キャリアアップだけでなく、自分の周りの人たちにも有益なアドバイスが出来るようになり、みなさんの人生も、きっともっと豊かになるでしょう。
中島 花絵 さん
スタディプラス株式会社 取締役CFO
平田 梨紗 さん
東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社
戦略企画部 兼 ビジネス開発部 マネージャー
どうしてCMAを取得したのか、どうやって勉強したのか、取得したことで仕事の変化やキャリアアップにどう繋がったのか、どんな職業の人が取得すべきか、などについて、資格者のお二人からお答えいただきました。
会計士とCMAとの違いについて「公認会計士」の資格を持つ中島さんから『時間価値という概念があるのがCMAですね。財務諸表は過去の成績ですが、CMAで学ぶのは将来いくらになるかの価値を論理的に導き出す、そんなところが新鮮です。両方の知識がわかるようになって面白いと感じました』とのこと。
FPとCMAとの違いについては平田さんから『FPは個人のライフプランを扱うための知識ですが、CMAでは経済事象やニュースが意味するもの、企業の分析のための知識が学べるので、応用範囲は広いです』とのお話しをいただきました。
学ぶことの意味についてお二人に聞くと、中島さんは『自分がこうなりたいという姿へのプロセスであり、目標をもつこと』。平田さんは『できることが増え自信がつくこと』だそうです。お二人ともCMAの知識のベースに、しっかりとしたキャリアを構築しておられるようで、生き生きとした語り口が印象的でした!
もっと詳しく知りたい方はインタビュー記事をご覧ください。