合格者の声

宮原 綾一 さん

SMBC日興証券株式会社 神戸支店法人部 (合格時)

受験の動機

受験の動機は、①CMA試験合格から2年が経ち、知識のブラッシュアップをしたいと考えていたこと、②国内においてもIFRS採用企業が増加しており、金融に携わる者として会計・財務に関する知識を一層深めていく必要性を実感していたことの2点です。また、CIIAの合格体験記で「試験の出題形式が実務に則した内容で、試験勉強をすること自体が実務にも役立つ」、「IFRSに則った財務分析が体系的に学べる」ことを拝見し、自己研鑽をするうえでモチベーション維持のために何らかの目標が必要と考えたのでCIIAを受験しました。

受験の準備方法、受験の準備を通じ役立っている点

a)学習の進め方と主に活用した学習教材
受験準備は試験日の2ヶ月前から開始し、学習時間はトータルで80時間程度でした。
CMA試験の合格から2年ほど期間が空いてしまっていたため、最初の1ヶ月間はCMA試験で使用した市販テキストを用いて復習を行いました。CIIAの試験学習は試験日の1ヶ月前から始めましたが、主に使用したのは「試験問題・解答例」と「Formulae(公式集)」の2点です。どちらもCIIA試験制度に登録した際に協会から送付されたもので、その他の市販本やスクーリングDVD等は使用していません。
学習の流れとしてはFormulae(公式集)を参照しながら試験問題(過去問)を解くという形式で行い、試験日までに4年分を3回ずつ学習しました。1回目はほとんどの問題がわからなかったため、模範解答を見ながら出題範囲や傾向を理解することに努め、2回目で自分の不得意な部分を重点的に確認しながら問題を解き進め、3回目は時間配分を確認しながら実践形式で行いました。

b)CIIA試験問題の特色、難易度
試験問題そのものの難易度としてはCMAと比較してCIIAの方が高いと感じましたが、公式集を参照できる点や合格率が比較的高いことなどを鑑みると、そこまで難解な試験ではないと思います。
ただ、元々得意ではなかったデリバティブがCMAと比較してより広範な範囲が出題され、難易度も格段に上がっていたため苦労しました。

c)受験の準備を通じ感じたこと
・CIIAは過去問の焼き直しが少ないため、公式を暗記するのではなくロジックをしっかりと理解する必要がある。
・Formulae(公式集)を使いながら過去問を解くことで、どこにどの公式が載っているかを体が覚えるので試験当日の解答時間短縮につながった。
・試験範囲の大部分が重複しているため、CMAを取得してからすぐにCIIAの受験をすべきだった。
・デリバティブに関してはCMAのテキストではカバーできなかったため、専門書で学習したほうが良かった。
・合格ライン(得点)が公表されていなかったので、どの程度得点できればよいかがわからず、試験勉強の終わりが見えなかった。

今後の抱負

CIIA取得に満足せず自己啓発を継続するとともに、また新たな目標を設定して更なるスキルアップを目指していきます。

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