合格者の声
中田 幸二 さん
SMBC日興証券株式会社 金融市場部(合格時)
受験の動機
2009年に証券アナリスト第2次レベル試験(以下「CMA試験」)に合格しました。その後、前職(地方銀行)では運用部署、現在の会社に転職してからはデリバティブのマーケティング部署で、勉強した知識を生かして実務に励んでいました。
ただ、CMA試験に合格してから5年以上経過していたため、もう一度、証券知識をおさらいする必要性を感じて、2015年の秋から受験勉強を開始しました。
受験の準備方法、受験の準備を通じ役立っている点
- (1)
主に活用した(役に立った)学習教材
日本証券アナリスト協会より頂いた「CIIA試験の要点整理」、「CIIAバインダー」、CIIAスクーリング講義ノート「デリバティブ分析」、「Formulae(公式集)」、「試験問題・解答例」をひたすら繰り返し勉強しました。また、分からない語句などが出てきた場合はインターネットを活用しました。
- (2)
(CMA試験と比較した場合の)CIIA試験問題の特色、難易度等
CIIA試験もCMA試験と同様に記述式で問題数も多いため、試験中にゆっくり考える余裕がありません。知識をうろ覚えにせずにきちんと理解して、すぐに解答できるように準備しておく必要があります。
CIIA試験は、「Formulae(公式集)」を見ることが可能なため、公式を覚える必要はありません。ただ、複雑な公式が多いため、事前に計算問題をしっかりと練習する必要があります。CIIA試験はCMA試験よりは難しいと思いますが、試験範囲がCMA試験と重複する部分が多いため、CMA試験に合格した人なら、CIIA試験にも合格できると思います。
私は、平日出社する前に30分~1時間、職場近くのカフェで勉強しました。平日の夜や土・日などは家族サービスを優先しました。総勉強時間は200時間程度です。
今後の抱負
今年の春に短期金融市場のレポ取引の部署に異動になりました。今までほとんど見聞きしたことのないマーケットですが新鮮な気持ちで仕事ができています。CMA試験やCIIA試験で勉強したことを活かして業務に邁進していきたいと思います。また、最近、大学時代以来、約15年ぶりに英語の勉強を開始しました。マーケットの世界で英語は必須だと思いますので、何とか語学力も、ものにしたいと思います。
試験制度に関する意見
今年からCIIA試験が年2回から1回に減ってしまいました。CIIA試験の受験者や合格者を増やし、CIIA試験の更なる価値向上のために、試験回数を従前通りの年2回に戻していただきたいです。