合格者の声

山本 佳子 さん

2023年 シニアPB秋試験合格
税理士

受験の動機

私はいわゆるリスキリングのため、明治大学専門職大学院で税理士の資格取得と同時に、経営学(MBA)を学んでいました。AI時代の到来で、今後は税理士も税法だけでなく、他にも専門分野を持つ必要があります。大学の講義では、税法以外にも、財務分析、事業戦略やマネジメント等々のいわゆる経営学のほか、ファミリービジネスを中心としたM&Aや事業承継といったプライベートバンカーの資格取得に大変有利な授業が多数ありました。そこで、経営者にとっての重要な局面である事業承継の際にも頼りにされる税理士になれるよう、もっと深く勉強しておこうと考えたのが受験の動機です。

受験の準備

先述のとおり、大学の授業にはプライベートバンカーの受験に必要な授業が豊富にあったため、まずは授業の内容を中心に勉強しておりました。前職では税理士法人に勤務していましたが、事業承継の提案書などは多少見たことがある程度で、実際の作成経験はありませんでした。ですので、市販の『顧客のための総合提案書の作り方~事業・資産承継と運用に関する投資政策書入門~』を購入し、読み込んでおきました。ちょうど相続税・贈与税の改正が予定されていた時期でしたので、普段から知識を確認・アップデートするように心掛けていました。

お勧め勉強法

『顧客のための総合提案書の作り方~事業・資産承継と運用に関する投資政策書入門~』は、ケーススタディが豊富で、どのように現状を分析すればいいのか、課題はどのように整理するか、また全体最適である対策の検討などについて、大変参考になりました。また、シニアバンカーの試験が近くなった頃には、協会のHPにUPされた「総合提案書(投資政策書)サンプル」を参考に、いかに顧客に寄り添えるかを意識して自分なりに提案を考えたりしたことは大変勉強になったと思っています。

合格の秘訣

投資政策書作成は、相談者の立場や個性を想像して、顧客の一人一人に寄り添って一緒に解決するという考え方が重要なのではないかと考えています。ですから「所有」「ファミリー」「事業経営」のスリーサークルを基本に、色々な方面から多角的に考えることが必要だと思います。プライマリー試験でも使用した教材『新プライベートバンキング』は基礎知識をもれなく体系的に網羅していますので、自分が考えた投資政策書に漏れはないかなどを確認したりするのに、何度も何度も読み返したのが良かったと思います。

今後の抱負

ご承知のとおり日本では、事業承継が以前にも増して重要な課題となっております。経営者を支援する立場の税理士としても、単なる税務だけでなく、スリーサークルに基づいて、相談者に寄り添った提案をすることが大変重要になってきていると考えます。このシニアプライベートバンカーの合格をきっかけにして、事業承継に関わるそれぞれの人に幸せや喜び、未来への希望を感じて頂けるような提案ができるようになることを、今後の抱負としたいと思います。

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