教育プログラム

PB教育プログラムとは

 当協会は、金融・投資のプロフェッショナルであるCMA(日本証券アナリスト協会認定アナリスト)を育成してきた実績と公益社団法人という中立公正な立場から、2013年にプライベートバンカーとして活躍するために必要な知識を体系化して学べる教育プログラムを開発し、プライベートバンカー(PB)資格試験をスタートしました(2013年6月よりプライマリーPB、シニアPBの試験を実施しています)。

 その後、当協会ではファミリーとビジネスの両面から顧客の課題を解決できることがプライベートバンカーに必要とされる特徴的なスキルであることを意識しつつ、プライベートバンキング業務を巡る環境の変化も踏まえて教育プログラムの大幅な改定を進め、2023年1月にはプライマリーPB試験のテキストを一新し、それに基づく試験を2023年4月から開始しました。

 わが国における、高齢化・長寿化が進む中、オーナー経営者の事業承継や相続に対するコンサルティングのニーズは確実に増加しています。このような社会的要請に応えていくために、幅広い知識を持ち、それを使った具体的対応策(総合提案書)を提示し、顧客とともに歩んでいくプライベートバンカー(PB)資格を持ったプロフェッショナルが社会において大いに活躍し、その認知度を高めていくことが期待されます。

PB教育プログラムの特色

PB教育プログラムにおいては、法人業務と個人業務という両者を兼ね備えた総合的な知識を持った人材の育成を目指しており、さらに弁護士や税理士などの専門家とチームを組んで業務を遂行することも前提として考えています。

このため、PB教育プログラムでは「顧客とのかかわりと職業倫理・行為基準」、「資産の運用」、「資産の承継・管理」、「事業の承継」という4つの学習項目を定めています。このプログラムでは、顧客に対して全体最適アプローチによる問題解決を提供することを学習するとともに、継続教育を通じて、実務に則した実践的なケーススタディを豊富に取り入れ、常に最新のスキルを取得できるような仕組みを構築しています。

PB教育プログラムの特色

<PB教育プログラム 4つの特色>

1. 顧客本位の観点から、全体最適アプローチで顧客の問題を解決
・PBは4つの学習項目からなっており、内容が多様かつ広範囲にわたる。
2. 実務に即した実践的なケーススタディが豊富
・シニアPBの筆記試験で義務付けている「総合提案書の作成」に代表されるように、PBは極めて実践的な内容である。
3. 常に最新のスキルを取得できるよう、継続教育プログラムを提供
・PBは資格試験と継続教育を資格の両輪としており、資格取得後の継続教育による知識のブラッシュアップを重視している。
4. 職業倫理を重視
・PBはプライベートバンカーに対する信任を維持する上での倫理論理を格別重視している。

継続学習の重要性

 PB資格を取得した後は、継続学習が極めて重要です。PB業務は学習範囲が広く、法令を初めとする規制や取引手法も多種多様であり、日々変化が生じます。これらを遅れることなくフォローし、PBとしての技能を高めていくことは必要不可欠です。

 従って、この教育プログラムにおいては、継続学習を資格試験と並ぶ2本の柱の一つとしており、実務に則したセミナーや動画・要旨録を継続学習のメニューとして提供しています。資格取得後2年という資格更新期間を設け、その中での学習の成果をポイント制で把握する仕組みにしていますので、自らを高めプライベートバンカーとして成長し、顧客の信任を確保するためのステップとして活用して下さい。

 詳しくは、PB資格取得後に協会よりお送りする「プライベートバンカー(PB)資格 継続教育ガイド」を参照して下さい。当協会ウェブサイトにも掲載しています。  

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公益社団法人日本証券アナリスト協会は「ASIF(アジア証券・投資アナリスト連合会)」「ACIIA(国際公認投資アナリスト協会)」のメンバーです。
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