合格者の声

家徳 裕介 さん

2021年 シニアPB資格試験合格
株式会社 SMBC信託銀行

受験の動機

10年以上富裕層に対する提案業務に携わってきましたが、金融商品だけでは限界があると感じたことが最初のきっかけです。元々CMA・CFPなどの資格を保有していたものの、気持ちのどこかでもっと体系的にソリューション提供ができる、総合的な知識を有する金融マンになりたいと日々考えていました。また、富裕層の方々は年齢層が高い傾向にありますが、シニアPBという名称自体が、年齢に関わらず第一印象からお客様に違いを示し、信頼の証に繋がるのではないかという考えも受験の後押しになりました。

受験の準備

過去2回の受験時は課題が届いてから準備をしていたので、中身の薄い投資政策書となってしまいました。3回目は事前に必要な税制や承継方法を課題が届く約1ヶ月前からブラッシュアップを行った事で、いざ課題が届いてからは慌てる事なく顧客の定量面に留まらず、ファミリーにおける定性面に関する課題を深掘りする時間を多く捻出する事ができました。
また、特に注意を払っていた事として、始めから決め打ちでこちらの提案したい方法を無理に顧客のニーズに当てはめず、多角的な視点から検討を重ねる事で全体最適の提案を心がけました。

お勧め勉強法

協会で推奨されている参考図書は一度手に取って読んだ方が良いと思います。また、協会が提供しているPBセミナーを利用するのも最新の知識を体得するのに良いと思います。これはあくまでも私見ですが、過去問や参考図書を読むだけではインプットはできても、いざアウトプットするとなると難しいと感じています。日頃の業務と共通する方は良いのですが、馴染みのない方は出来るだけご自身の言葉でノートにまとめるといった、自分だけの『PBノート』を一冊作成してみると実際の業務でも活かせると思います。

合格の秘訣

富裕層へ営業を行っている方や、オーナー社長を担当している方は取り組み易い分野だと思います。私の場合は社内の専門部署が開催する勉強会等で事業承継というワードを耳にした程度でしたが、この試験を通じて理解が深まり顧客との会話の中身に厚みを持たせられる知識を習得できたと思います。
合格の秘訣はしっかりと最新の税制と承継方法をアップデートする事や顧客のニーズはどこなのか、提供する対策に落とし穴はないのか、常に深掘りする事です。それが顧客への信頼に繋がり、適切な投資政策書を完成させることへの近道だと思います。

今後の抱負

企業のほとんどが中小企業で構成されている日本は後継者不足と言われている事から、この資格を取得する意義はより一層高まってくると思います。マーケットや税制は変化を繰り返すため、常に知識や情報をアップデートしなければなりません。今後も学習を継続しながら資産承継や後継者への事業承継のサポートを通じて、ファミリーミッション達成に携わり、顧客にとって最上級の『伴走者』を目指したいと思います。

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