金融業界というと、学生の皆さんはどのようなイメージを持つだろうか?デスクには複数のモニターが置かれ、クリックひとつで何億円、何十億円というお金を動かすトレーダーだろうか?M&Aを陰で支え、企業の再生を手助けするインベストメントバンカーだろうか?それとも、将来性のある有望企業を発掘して、資金を提供するベンチャーキャピタリスト、あるいは顧客の投資資産を預かって運用するファンドマネージャーだろうか?
AI時代を迎えるにあたり、ヒトの仕事をロボットが奪うという報道を目にすることも多くなった。豊かな人生を送るために、男性も女性も自分のバリューアップやスキルアップは自分で責任を持って行うべき時代になったと言えるだろう。とはいえ「どんなことをすればワタシのバリューがあがるの…?」と迷っている人も多いのではないだろうか。
商品での差別化が難しくなっている昨今、金融機関が顧客に取引を続けてもらい、よりビジネスを拡大していくためには、現場の営業員の専門性を高めることが不可欠だ。「金融の専門性を備えた職員を育成していかなければ…。しかしどうやって…」とお悩みの人事部、人材開発部の方も多いことだろう。そのようななか、金融機関の職員のスキルアップに非常に適しているのが日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)資格だ。
仕組債をセールスしているとき、ノックインや最大損失の説明をするだろうが、お客さんに深く突っ込まれたらどうすればいいのだろうか。投資信託のなかには株式、高金利通貨戦略、株式カバードコール戦略、為替カバードコール戦略といった4階建て投信も存在する。大事な商談のときに「カバードコール戦略って何?」と聞かれたらどうすればいいのだろうか。
「証券アナリスト」と聞くと何をイメージするだろうか。「アナリスト」はニュースや新聞でよく耳目に触れる言葉だが、実際に何をしているのか、あまり理解していない人も多いのではないか。また「証券」とついているので、証券会社の社員のための専門的な資格と感じる人もいるだろう。