プライベートバンカー資格
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図書紹介

「プライベートバンクの嘘と真実」

篠田丈/クリスティアン・シーグフリード/ミヒャエル・クング/コンスタントティン・ワイダ・マルベルグ/マリオ・フリック 著
幻冬舎 2017.5 221ページ 1,500円(税抜き)

「プライベートバンクの嘘と真実」 PDF (142KB)

著者(篠田)によれば、スイスの伝統的プライベートバンクでは、近年、秘密口座が廃止されるとともに無限責任パートナー制も後退しているが、基本的に、自社でもグループ企業でも金融商品を作らず、世界のあらゆる金融商品に対して網羅的な知識を持ち、顧客のニーズと資産構成に基づいて中立の立場から様々な議論を重ね、その中から最適な運用方針やポートフォリオを提案しているという。

一方、日本の大手銀行や証券会社は、このところ「プライベートバンキング」、「ウェルスマネジメント」といった新しい部門を設けて、資産家向けのサービスを前面に打ち出すようになってきている。しかしその実態は、顧客の意向を無視して、自分たちのグループが作った投資信託や仕組債等、売りたい商品を勧めているに過ぎないと断言する。

本書は、タイプの異なる4つのプラベートバンクのトップインタビューを基に構成されている。第1章は、5年前にスイスで設立された新しい「ノイエ・ヘルベティシュ・バンク」、第2章は、1920年設立の伝統的な「バウマン」、第3章は、オーストリアの「キャピタル・バンク」、終章は、リヒテンシュタインの「バンク・フリック」である。

これらを通じて、本来のプライベートバンクの存在価値は、長期的な信頼関係にあることが明らかにされる。そして長期的な視点で顧客の抱える問題を解決し、顧客にとってベストなアドバイスを提示していくとの考え方と価値観は今も変わらないことを強調している。

著者は、アリスタゴラ・アドバイザーズ代表取締役会長(篠田)、バウマン・エグゼクティブボードメンバー(シーグフリード)、バウマン プライベートバンキング部門責任者(クング)、キャピタル・バンク取締役(マルベルグ)、バンク・フリック取締役会長(フリック)。

主要目次

 序 章  資産家の不安に付け込む「自称プライベートバンク」ビジネスの嘘
 第1章  日本人が知らない、本場ヨーロッパの伝統的プライベートバンクの実態とは?
 第2章  伝統的プライベートバンクを形作る「人と組織」
 第3章  数百年にわたって世界の富裕層から信頼され続けてきた「運用力&サービス」の秘密
 第4章  実際にどのようなポートフォリオを組んでいるのか
 第5章  日本人はどうすれば伝統的プライベートバンクに資産を託せるのか
 終 章  プライベートバンクは「一族のパートナー」である

 
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