プライベートバンカー資格
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図書紹介

「プライベートバンカー 驚異の資産運用砲」

杉山智一 著
講談社 2018.3 186ページ 840円(税抜き)

「プライベートバンカー 驚異の資産運用砲」 PDF (136KB)

本書は、なぜ日本の金持ちは海外で資産運用するのか、海外にはそんなに美味しい運用法があるのか、なぜ日本で資産運用しても大して増えないのか、といった疑問に真正面から答えている。なお、タイトルの資産運用「砲」は、通常の運用法を超えたものと強調する狙いがあると思われる。

庶民の先入観では、彼我の税制(所得税、相続税など)の違いに加えて、何か悪質な脱法行為により暴利を貪る印象を持つが、著者によれば、さにあらず、海外の生命保険に加入して、それを担保に借り入れを行いレバレッジを利かして、合法的に高利回りを実現しているという。そして昨年からCRS(共通報告基準)がスタートし、税金逃れはできないとも付言している。

しかし、海外生命保険に日本在住者(個人)が加入することは、日本の保険業法で禁じられているため、まず海外にオフショア法人を設立しなければならず、日本国内の一般個人では、こうした資産運用スキームは実行できないと指摘している。本スキームは、ハイリスク・ハイリターンなため、もとより万人に勧められるものではないが、著者は海外生命保険の国内販売規制に対し疑問を呈している。また、売買手数料に依存している日本の金融機関の特異性も論じており、日本の金融業界がガラパゴス化している事実を明らかにしている。本書を通じて「貯蓄から資産形成へ」の実現には、乗り越えるべき課題が多いことに気付かされる。

著者は、独立系プライベートバンカーで、クリプトメリア・ウェルス・マネジメント代表取締役。清武英利著「プライべートバンカー」の主人公。

主要目次

 第1章 プライベートバンカーとは何か
 第2章 私がプライベートバンカーになるまで
 第3章 プライベートバンカーの資産運用法
     -富裕層は海外でこうやって増やしている
 第4章 お金持ちってこんな人
 第5章 動乱の時代を生き抜く資産運用

 
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