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図書紹介

「銀行不要時代 -生き残りの条件-」

吉澤亮二 著
毎日新聞出版 2017.12 239ページ 1,500円(税抜き)

「銀行不要時代 -生き残りの条件-」 PDF (143KB)

冒頭、邦銀全体に共通する課題として、①民間部門が資金余剰で国内の貸出需要が限定的、②収益性が低く損失吸収能力が劣化、③母国市場が人口減少かつ少子高齢化傾向の3点を指摘している。こうした中で、地銀の約7割が本業の預貸業務で赤字となっており、著者の試算では、5年後には大規模地銀を含むほとんどの地銀が赤字に転落すると言う。

それを乗り越えて生き残る条件としては、顧客の意識改革を踏まえた上での過剰なサービスの見直しと有料化やフィンテックを活用したコスト削減は当然のこととして、大胆な店舗統廃合も必要であり、地銀は3グループに集約されるとの見通しを述べている。

また、地域における相互扶助こそ地銀の存在理由であるならば、株式会社から協同組織の信用金庫に転換することも合理的だとも主張している。

こうした提言の実現性には、公正取引や金融行政の観点から容易に異論はあり得るが、誰もが、金融機関はこれまでの延長線上では生き残れないと考える時代を迎えて、大いに参考となる。

著者は、S&Pグローバル・レーティング 金融法人及び公的部門格付部 シニア・ディレクター、CMA

主要目次

 第1章 邦銀共通の課題
 第2章 地銀問題の本質
 第3章 大手行は本当に大丈夫なのか
 第4章 なぜ改革が進まないのか
 第5章 フィンテックは破壊か救いか?
 第6章 「大淘汰時代」をどう生きのびるか

 
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