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図書紹介

「アフター・ビットコイン -仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者-」

中島真志 著
新潮社 2017.10 285ページ 1,600円(税抜き)

「アフター・ビットコイン -仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者-」 PDF (144KB)

仮想通貨に対する世間の関心は高まっているが、マスコミ報道を見ていてもその実態はよく分からない。本書は、長らく日銀や国際決済銀行(BIS)で決済システムを研究してきた著者が、仮想通貨の嚆矢で最大規模のビットコインの実態を明らかにして、その問題点を丁寧に解説している。

著者によれば、現在1000種類以上と乱立している仮想通貨は、全体を管理する主体がいないオープン型であるため脆弱性が否めず、その未来には懐疑的である。しかし、その基幹にあるブロックチェーン技術には多くの可能性があるとみており、素人には難しいブロックチェーン技術についても分かりやすく語っている。

ブロックチェーンの特徴は、中央のホストコンピュータでデータを一元管理するのではなく、データを分散型で管理するところにあり、「分散型台帳技術」と言った方が分かりやすい。この技術の新しい点は、①改ざんに対する耐性が強いこと、②障害に強いこと、③低コストなことにあるという。現在、各国の中央銀行や民間金融機関は、この技術を利用したデジタル通貨や新しい国際送金決済、証券決済システム等の開発に鎬を削っている。

仮想通貨の取引価格は乱高下しバブルの様相を呈しているほか、流出事件で世間を騒がしているが、本書を一読すれば、ビットコインの狂騒の後にFintechで何が起きてくるのか知ることができる。

著者は、麗澤大学経済学部教授

主要目次

 序章  生き残る次世代通貨何か
 第1章 謎だらけの仮想通貨
 第2章 仮想通貨に未来はあるのか
 第3章 ブロックチェーンこそ次世代のコア技術
 第4章 通貨の電子化は歴史の必然
 第5章 中央銀行がデジタル通貨を発行する日
 第6章 ブロックチェーンによる国際送金革命
 第7章 有望視される証券決済へのブロックチェーンの応用

 
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