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図書紹介

「銀行員大失業時代」

森本紀行 著
小学館 2017.8 221ページ 780円(税別)

「銀行員大失業時代」 PDF (130KB)

本書のタイトルは衝撃的であるが、フィンテックにより金融ビジネスがどう変わるか分かりやすく解説している。

世間では、フィンテックをはじめAI(人工知能)技術の進展によって生き残れる職業、淘汰される職業の品定めに焦点が当たっているが、単に単純定型作業の機械代替といった業務の効率化の面だけをみて、それを判断するのは早計である。

著者は、そもそも預金で資金を吸収して貸し出すという、これまでの銀行の機能は失われつつあり、フィンテックによりその動きがさらに加速されると言う。そして、銀行の生き残り戦略としては、ブランド名を活かしながら、他行、他グループ、他業態の金融商品も躊躇なく推薦し顧客本位の運用アドバイスを提供すること、あるいは融資面でリスク管理ではなく、リスクテイクに転換することが必要と提言している。

こうした変化に伴い、銀行員も単に上司から指示された投資信託を販売するとか、財務諸表や担保だけを見て融資している担当者は大量に淘汰される一方、顧客が気付いていない視点からの運用提案や融資先の事業の成長に役立つコンサルティングまで踏む込める者が生き残れるとしている。このため、組織の信用に依存するのではなく、属人的な専門性を身に付けなければならないと警鐘を鳴らしている。

著者は、HCアセットマネジメント代表取締役社長

主要目次

 第1章 フィンテックの本質を見誤るな
 第2章 日本の金融事情とフィンテック
 第3章 生き残る銀行の戦略とは何か?
 第4章 淘汰される銀行員と勝ち残る銀行員
 第5章 フィンテックを使いこなす人、使われる人

 
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