合格者の声

野口 明穂 さん

常陽銀行 市場金融部(合格時)

受講動機

金融機関に就職し、様々な業務を通じてお客様から金融や経済に関する知識や新しい情報の提供を求められていると感じたことや、自分自身ももっと社会におけるお金の流れについて詳しく知りたい、経済動向やマーケットの専門知識を身につけ、専門的なアドバイスや意見が言えるようになりたいと思ったことが主な動機です。また、資格を取得することで、自分の知識の裏付けや将来の仕事の幅、選択肢を広げられると考えたこと(希望するマーケット部門への異動にCMA資格を取得すると有利になると考えたこと)や大学の経営学部で経済学や会計学の講義を受講していた経験により以前から興味を持っていた資格であったことなどから、受講することにしました。

受験の準備方法

1科目ごとに受験したため、勉強を開始したのは試験の1カ月前くらいからでした。試験日が近くなると休日も勉強することはありましたが、休日はリフレッシュの時間と考え、勉強にはあまり多くの時間は割きませんでした。そのかわりに、平日の就寝前に1~2時間程度勉強するなど、平日はなるべく毎日勉強時間を確保するようにしていました。

お勧めの勉強法

協会のウェブサイト(マイページ)に掲載されていた過去問を中心に勉強しました。「財務分析」については、銀行業務検定の財務科目や簿記検定の知識が役立ちました。簿記の基礎を理解すると、短時間の勉強でも比較的理解しやすい科目だと感じました。「経済」については、経済学部出身の知人に理論(マクロ経済学分野、ゲーム理論など)に関する具体例などを交えて解説してもらい、知識を深めました。「証券分析とポートフォリオ・マネジメント」については、過去問を繰り返し解くことで大問(テーマ)ごとの傾向と解くうえでキーとなるポイントや理論を理解することができました。

合格の秘訣

1科目ずつ受験したため、知識を整理しながら受験することができました。第1次レベル試験の3科目合格までには長い期間がかかってしまいましたが、「1科目だけ受かればいい!」と決断したことで、あれもこれもとさまざまな科目に手を出して知識が結びつかないことにあせることもなく、勉強を開始してから合格まで各科目とも短い勉強時間で合格することができました。また、「平日に1~2時間の勉強時間を確保し、休日はリフレッシュする」と割り切ることで、集中して取り組むことができました。独学やテキストのみでの学習は難しいこともありますので、経済学に詳しい人、周囲のCMA資格取得者に勉強を教えてもらうことが効率的だと感じました。

勉強してよかったこと

合格する前に希望していたマーケット部門に異動となり、多少は上司、先輩方の会話の内容が理解できるようになりました(債券価格と金利の関係や、為替相場についてなど、なんとなく理屈が分かるようになりました)。第1次レベル試験に合格することができ、経済や金融に関する自分の知識に少しだけ自信を持つことができるようになりました。

今後の抱負

まずは、第2次レベル試験に合格し、「証券アナリスト」と名乗れるようになることです。アナリスト資格の勉強途中で、希望が叶い、現在銀行のマーケット部門に異動することができました。まだまだ知識不足で分からないことばかりですが、さらに専門的な知識を身につけ、マーケットや経済について自分なりの分析や予想ができるようになりたいと思っています。

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