合格者の声
西谷 真貴 さん
株式会社肥後銀行 市場金融部(合格時)
受験の動機
昨今のような変化が激しいマーケットで安定的な収益計上に貢献するために、経済・証券・デリバティブへのより深い理解と分析が必要だと痛感し、自らのスキルアップのために受験を決めました。
受験の準備方法、受験の準備を通じ役立っている点
学習は試験の1ヶ月ほど前から始め、勉強時間は100時間程度です。主に退社後の時間を活用し、その日の目標を決めてから、1日3〜4時間集中して取り組みました。
学習方法は主に「CIIA試験問題・解答例」で過去問を解き、分からなかった部分について解答例を理解できるまで読み込むことで進めていきました。これにより、出題の傾向を把握すると共に、解答の作り方を学ぶことができました。
試験範囲はCMA試験と重複している部分が多いものの、CMAでは問われなかったダイナミックヘッジや開放経済下でのIS-LM分析、IFRSに則った財務分析等、より広く深い知識と理解が求められます。
加えて、理論と現実が乖離する理由や分析結果を基にした投資行動等も問われるため、ある程度実務の経験が必要なほか、自分の考えを簡潔にまとめる力も要求されます。
また、CMA試験と大きく異なるのは「Formulae(公式集)」が使用可能であることですが、使いたい公式を探している時間は殆どないため、基本的なものは覚えておき、その他についても直ぐに探し出せるように掲載箇所を把握しておく必要があります。
今後の抱負
今回学習した理論を踏まえた上で実務を重ね、両面からの分析アプローチによるマーケット予測を高度化し、より良質なポートフォリオ構築を図りたいです。また、他の資格取得等で得た知識も活用しながら、総合的に判断できるよう、自己研鑽を継続していきます。