序文

2017年5月に成立した金融商品取引法の改正で、「日本版フェア・ディスクロージャー・ルール」が導入され、2018年4月頃にも施行の運びとなった。

フェア・ディスクロージャー・ルール(以下「FDルール 」)は、証券アナリストにも大きな影響を与えると考えられるため、日本証券アナリスト協会ディスクロージャー研究会(以下「当研究会」)としては、FDルールそのものや運用に対する意見、アナリストとしての心構え、関係者への要望、さらに運用開始後のフォローアップも含めて、慎重に議論した上で、継続的に情報発信していく予定である。

その第一弾として、当研究会では、FDルール導入の具体的な検討を行った「フェア・ディスクロージャー・ルール・タスクフォース」(2016年12月)の報告書(以下「TF報告書」)(別紙3参照)について、2017年7月に、当研究会委員及び同専門部会委員並びに企業会計研究会実務委員の151名に対してアンケート調査を実施したところ、その概要を公表する。

なお、アンケート質問項目は、別紙2の通りである。回答者は93名(セルサイド59名、バイサイド27名、その他7名)、回収率は62%であった。

当研究会としては、FDルールが、TF報告書で謳われているように、企業と投資家の「建設的な対話」を促す方向で実施されることを切に望むとともに、必要に応じた情報発信という形で貢献していく所存である。

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