当協会では、証券アナリストの役割を広く社会に認識していただくとともに、証券アナリストの自己研鑽と相互交流を目的として1986年以来「日本証券アナリスト大会」を毎年10月に開催しております。
世界経済は、ギリシャ問題や中国経済の成長鈍化など懸念要素はあるものの、引き続き緩やかなペースで成長し、総じて、先進国の見通しが改善している一方で、新興市場や途上国の成長率は資源価格下落などにより低迷している状況です。日本では、昨年公表されたスチュワードシップ・コードに続きコーポレートガバナンス・コードが3月に公表され、6月から取引所上場規制の改正のもと、日本企業の「稼ぐ力」を高める体制が整いつつあります。また、日経平均株価が2万円を超えるなど経済にも明るさが見え始めた状況を踏まえ、本年の大会は、「日本企業の収益力向上と株式市場」をテーマとしました。
大会では、まず、記念講演をお二人の方にお願いしており、初めに一橋大学大学院の伊藤邦雄氏に「持続的成長を実現する変革シナリオ」というテーマで、続いて三菱重工業の宮永俊一氏に「三菱重工業の経営改革」というテーマでご講演いただきます。
パネル・ディスカッションでは、メリルリンチ日本証券の大槻奈那氏の司会の下で、第一線で活躍しておられる企業経営者の方々に大会テーマを中心にご討議いただきます。
こうした講演や討議が会員の皆様に新たな視点を提供し、ひいてはわが国経済のさらなる発展につながることを期待しております。
大会終了後には会員および関連業界の皆様との親睦を図っていただくため懇親パーティーを予定しております。
会員の参加は大会、懇親会とも無料です。多くの皆様のご参加を期待しています。
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