合格者の声
迫田 尚徳 さん
三菱マテリアル株式会社 経営戦略本部経理・財務部(合格時)
受験の動機
CIIAの学習を通じて、より実践的な知識の習得及び知識レベルの定着、また、グローバルな受験層を主眼に置いた高度な問題に挑戦するために受験しました。
受験の準備方法、受験の準備を通じ役立っている点
第1単位は、比較的得意な分野でもあったため、主に「試験問題・解答例」での問題演習にて求められる知識のレベル感を確認する程度でした。受験した時期もCMA合格直後であったことから、勉強時間は土日中心に50時間程度でした。一方、第2単位は、私自身、金融業界ではなく、一般の事業会社に勤めていることもあり、日常的に実務で債券、証券分析やデリバティブの知識を習得及び活用できる環境ではなかったため、どうしても苦手意識が生まれてしまい、試験対策には大変苦労しました。その状況下で非常に助けられたのが、「CIIAスクーリングDVD」でした。具体的な活用方法としてCMA試験では出てこない論点や用語が出てきたときに、理解できるまで何度も視聴したり、レジュメを見直したりしました。あと、CIIAの試験対策に特化した問題解説を分かりやすくしてもらえたため、特に債券分析の計算問題の解法解説は非常に助かりました。実務で知識を吸収できない環境にいる方は、ぜひお勧めします。CMA試験と重複する論点については、「CMA第2次レベル講座テキスト」も併用して知識の習得に取り組みました。勉強時間は土日中心に平日も含め、200時間程度でした。
この試験では、ベースとなる知識そのものをストレートに問うのではなく、ある具体的な設定場面でどのように使うかというところに主眼が置かれているため、素早く問題の趣旨を読み取る必要があると思います。解答する際も問題の趣旨が読み取れた大問から解くことを意識しました。
計算問題は複雑な式を解くということはなかったものの、論述問題に関して、その場で考えさせられることが多かったため、難易度は、少し高めに感じました。
今後の抱負
特に債券分析に関わる知識が、今まで以上にブラッシュアップされたと思いますので、資金調達やIRといった業務で活用していきたいと考えています。